星歴と呼ばれる時代が始まるとともに、広大な宇宙に進出した人類は、 星間都市連盟に属する多数の都市国家を築いた。 宇宙で最大の勢力を誇った星間都市連盟の時代は永く続くと思われたが、 「タイタニア」と呼ばれる一族が、連盟を離脱し、ヴァルダナ帝国皇帝より 「無地藩王」の称号を得ると、歴史は大きく変動する。 連盟軍との戦いでヴァルダナ帝国に勝利をもたらしたタイタニア一族は、 「タイタニアなくして帝国なし」と公言し、一帝国の臣下でありながら 実質的に都市国家の大半を一族の支配下におき、宇宙の覇権を握った。 そんな折、ある権益を巡るトラブルから連盟に属する都市国家エウリヤとタイタニアが会戦を迎える。この戦いを機に銀河は激動の時代を迎えよう としていた…。