震災から数十日が経過。人々に心のケアが必要になってくる。東都中央病院も例外ではなかった。事故で運ばれた消防官、平野斉(山下徹大)は進藤一生(江口洋介)や小島楓(松嶋菜々子)の手当てで一命を取り留めるのだが、眠る度にうなされている。災害時に、火災の延焼を食い止めるため、助けを求める人々を結果的に見捨てたことに責任を感じているのだ。そんな平野と接した河野純介(川岡大次郎)の様子もおかしくなる。無気力になり、ついには医療ミスを犯しそうになり、睡眠薬にまで手を出し始めた。純介も平野のように、救えなかった人々への思いに囚われていたのだ。進藤は純介の様子に注意を払うよう楓に指示。純介と話した楓は、彼に休みを取らせることに。一方、官邸では寺泉隼人(仲村トオル)が記者たちの質問に手を焼いていた。その質問は、災害時に消防官が人命救助を行わなかったことへの政府の見解を求めるもので…。