朝日(山下智久)は、3年前に自分のもとを去った恋人の香澄(長澤まさみ)を忘れられず香澄がモデルになっている看板への挨拶も続けていた。 勢津子(板谷由夏)の代わりに海の家「青山」で働くことになった夏希(香里奈)は、波奈江(戸田恵梨香)の自宅を出て、カフェ&バー「港区」のそばの倉庫のような部屋に住むことを決める。 朝日が勤める写真館にやってきた波奈江は、朝日に履歴書に貼る証明写真を撮ってくれと頼むが断られてしまう。小南(斉木しげる)は、自分が撮ってやると言うが、波奈江はそれでは意味がないと答える。波奈江は20歳になったら朝日に写真を撮ってもらうという約束をしていたが、それから5年経った今も約束は果たされていなかった。 夏希が「港区」で仕込みをする間、朝日が撮影したアルバムをめくっていた賢二(高橋克典)と孝至(勝地涼)は、波奈江が言うようにそこに波奈江の写真だけがないことに驚く。 そんな日の夜、朝日は光(窪田正孝)が勤めるレンタルビデオ店に来て、いつもようにDVDの延滞料金を支払った。3年前、香澄と見る約束をしたDVDを延滞料金を払いながら借り続けているのだ。 別の日、朝日と浜辺にいた夏希は、カメラを手にした朝日になぜ波奈江を撮ってやらないのか、と聞く。たまたまだ、とはぐらかす朝日に、自分は波奈江を応援すると約束している、香澄のことは早く忘れたほうがいい、と言う夏希。そんな夏希に朝日は・・・。