コンピューターなどエレクトロニクス産業で全世界の70%の市場占有率を誇る多国籍企業・国際電脳を隠れ蓑にする秘密結社「鉄甲龍」(ハウドラゴン)は、15年の時を経て巨大ロボット群・八卦ロボによる世界征服を開始した。鉄甲龍の長である少女・幽羅帝はその手始めとして配下かつ恋人の耐爬に、彼の八卦ロボ「風のランスター」で日本政府の地下秘密基地「ラスト・ガーディアン」を襲撃させる。しかしそこに、かつて鉄甲龍から脱走した天才科学者・木原マサキに強奪され、現在は日本政府に戦いを強要された少年・秋津マサトと謎の少女・氷室美久をパイロットとする最強の八卦ロボ「天のゼオライマー」が立ち塞がる。 マサトは当初、困惑するばかりでゼオライマーを使いこなせない。だが、突然マサトが凶暴な人格に豹変すると、ゼオライマーは圧倒的な破壊力を発揮し、耐爬をランスターごと消滅させる。豹変したマサトは自分が15年前に死亡したマサキであることを明かし、自分こそが冥王なのだと高らかに告げる。全ては鉄甲龍の「冥王計画」を秘密裏に乗っ取り、世界を我が物にするという野望を持つマサキの手で巧妙に仕組まれていたのだ。