梅田祐希(矢本悠馬)&知美(宮澤エマ)夫妻の家で、偶然再会した西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)。大学時代の仲間が12年ぶりに揃ったにも関わらず、気まずさから家を飛び出した真樹だが、知美の制止を振り切った奏が追いかけてきて――。 翌日。真樹はひとり、自分が一体何をしたくて12年ぶりに帰ってきたのか、そしていつも確たる居場所というものがなかった幼い頃に思いを馳せていた――。 3歳の頃、実の母が突然いなくなって以来、人を好きになるのが怖くなった真樹。仕事優先の父・野木浩一郎(仲村トオル)や新しい母に反発し、家を出たい一心で長野の大学に進学。そこで出会ったかけがえのない仲間たち、そして初めて本気で好きになった奏…と、ようやく自分の居場所を見つけたはずだった。が、仲間のひとりである及川カオリ(田中みな実)の事故を機に、その居場所はあっけなく消滅し…。 一方、恋人・奥田貴志(安藤政信)との結婚の話が少しずつ進み始めた奏もまた、真樹との再会に心を揺さぶられていた。“真樹との恋は、過去のことだ”と自身に言い聞かせる奏で…。 そんなある日、「横浜地検」に真樹がやってくる。「あの日のことを話す」――。なぜカオリの運転していた車のハンドルに真樹の指紋が残っていたのかを疑問視する奏に、真樹はあの日、車の中で起こったことを語り始める。 その告白をきっかけに、繋がり始めた《20年前の英介の死》と《カオリの事故死》――。奏と真樹が巻き込まれた2つの事件の真相が明らかに! さらに、2つの事件にはまだまだ知るべき《真実》がある…と、過去と真正面から向き合う決意を固めた2人の《禁断の初恋》も、再び動き出すことに…。