北辰七星の「破軍」「貪狼」の二星は、相争い地上の覇を唱える荒星である。「破軍」の宿業を背負う少年、岱燈は天下を統べる覇者の剣「賢嘉爛舞」が納められている蓮通寺で暮らしていた。もう一つの荒星「貪狼」である慶狼は、自らの野望を果たすため賢嘉爛舞を手に入れるべく蓮通寺に向かう。たった一人で並み居る青龍党員、蓮通寺僧兵を蹴散らし、本堂に迫る慶狼。異変を感じ本堂へと急ぐ岱燈。「破軍」「貪狼」の互いに喰らい合う宿業によってか、二星は賢嘉爛舞の前で激突する。闘いの最中、岱燈は「破軍」の力の片鱗を発揮し、賢嘉爛舞を抜き慶狼に一太刀浴びせるが、圧倒的な力の差に崖下に吹き飛ばされ、賢嘉爛舞を奪われてしまう・・・。