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香辛料「さんしょう」の特徴は爽やかな香りとしびれるような辛み。京料理では、風味を引き出す魔法のスパイスとして大切にされてきた。季節に応じて、葉、花、実、木の皮のすべてが使用できる無駄のない食材でもある。鞍馬の木の芽煮、清水寺参道の七味唐辛子、園のちりめんさんしょうなどが作られてきた。「出しゃばらない、もうひと手間の創意工夫こそが真骨頂」という京都人が愛した香辛料の魅力をひもとく。
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